マイホーム借上げ制度

 

◆ 住み替え資金に

◆ もう一つの年金として

◆ 空き家対策に

 

一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI) のマイホーム借上げ制度のご案内です

50歳以上の方を対象に最長終身に渡って借上げて転貸し、安定した賃料収入を保証するもので、自宅を売却することなく、住み替えや老後の資金として活用することができます。

 

条件は一定の耐震性が確保されている必要があります。

借り手がない時でも最低賃料の保証がありますし、入居者とは3年の定期借家契約だから再び家に戻ることもできます。

 

ですから、自宅を手放したくない人、自宅に戻る計画のある人が利用する制度です。

相場家賃よりは賃料は安く設定されているようです。

リバースモーゲージという制度もあります

自宅を担保にして銀行などの金融機関から借金を し、その借金を毎月(または毎年)受け取る方法と一括、或いは貸付限度額内で必要な時に必要額を引き出す様々なプランがあります。

 

資金の 使い道は事業の目的を除き、生活費にあてるなど、自由です。契約満期時または契約者死亡時のどちらか早い時期に一括返済をします。

 

契約 者死亡の場合の返済義務は保証人または契約者の相続人が承継します。

現金で返済できない場合は、金融機関は抵当権を行使して担保物件を競売にかけて返済に充 当する仕組みになっています。

 

契約の期間中はその家に住み続けられることが特徴です。

 

自宅を所有しているが金融資産が乏しく、公的年金などでは生活費を賄えない場合、生活費の原資として利用することができます。

 

自治体などが貸し付けるものと民間の銀行などが貸し付け場合があり、最近では大手の銀行が力を入れています。

 

自宅はあるが生活費が苦しくなってきた時に住み続けながら借り入れができるので良い制度だと個人的には思っていますが、当然リスクもあります。

 

利用するにあたって気を付けないといけないことは

 

  • 契約の満期を超えて長生きすれば借入金が増えていきます
  • 契約期間中に担保物件の評価が下がる
  • 返済時に担保物件の売却価値が借入残高を下回る(担保割れ)

 

そして制度の趣旨は良い、と思うのですが、実際には中々使えない気もします。

何故なら抵当権や賃借権の設定がないこと、推定相続人全員の事前承諾などが必要になってきます。

 

65歳以上の人を対象としているのが多いので、ローンは終了していたり、親から譲り受けた場合など、住宅そのものが古くなっている場合が多く、どれだの担保価値があるかというところがネックになってくると思います。

 

更に契約の満期を超えて長生きすると、生活資金の受け取りが停止するだけでなく、今までの融資額を一括返済できなければ棲家を失うという二重のリスクがありますので、そうなるとやはり売却するのが普通に一番かな、という気もします・・・・

 

マイホーム借上げ制度、リバースモーゲージ制度、こんなものもあるよ、ということで情報としてお知らせ致しましたが、必ずしも利用しやすいかどうかは、慎重に判断なさってください。