お葬式の費用

まずお葬式の際にどのような費用が掛かるのか見ていきましょう。

 

◆ 必ずかかる費用
 
(1) 葬儀社に支払うもの

  • ご遺体の搬送車輌費 ・ 枕飾り一式
  • 棺一式(棺 ・ 布団 ・ 死装束) ・ ドライアイス
  • 祭壇 ・ 遺影写真 ・ 白木位牌一基 ・ 供物盛り菓子一対
  • 僧侶用具一式 ・ 線香蝋燭一式 ・ 焼香セット一式
  • 受付用具一式 ・ 会葬礼状
  • 霊柩車 ・ 骨壺一式 ・ 後飾り一式
  • その他(看板 ・ 祭室幕 ・ 音響機器 など)
  • 施行管理費(届出 ・ 斎場火葬場予約 ・ 式場設営 ・ 式進行 ・ 場内案内等)
  •  

(2) 葬斎場に支払うもの

 

  ・斎場利用料  通夜や葬儀を執り行う式場、料金は斎場によって異なります

  ・祭壇使用料  斎場使用料に含まれる場合もあり 

  ・控室使用料  宿泊など 

 葬斎場の料金は、予約の段階で前払いが多いですが   葬儀社が経営する斎場を使う場合は、全てが終了してからの請求書に含まれます。

 

(3)火葬場に支払うもの

 

  ・火葬料    地域、住民による料金の違いがあります 

   火葬場の料金は多くの場合、予約の段階で前払い又は火葬終了時に現金払いとなっています。葬儀社によっては立て替えた上で最後の精算時に一緒に請求となることもあります。

その他に葬儀屋さんのオプションで色々とありますし、お寺さんに支払うお布施も別途支払う場合やお通夜の振る舞い、精進落としなどの食事代があります。

 

お葬式は待ったなしなので、ある意味冷静で対処できなかったり、仏さまに対する思いや見栄から、なんでも承諾していたら後ですごい金額を請求されてしまったという話も時々聞きます。

お葬式のトラブル

昨今葬儀 サービスに関してのトラブルが全国消費者生活相談に持ち込まれることが年々増加傾向にあります。

 

その中でも一番多いのが請求金額の問題です。

最初に聞いた話、見積もりと、実際に請求された金額の差があまりにも大きくて問題になるようです。

 

私のよく知っている人の中でも同じような体験をした方がいらっしゃいました。

 

原因の一つは事態が事態ですので、皆様浮足立って冷静な判断ができないところで色々と説明されて、勘違いされたり、先にも申し上げたように日本人は対面を気にしますから、つい皆様の前で要りません、安くていいです、と言えなかったり、仏さまにしてあげたいと思ったけれど、サービス料を聞いていなかった・・・・などなどです。

 

必ず明細に目を通し、不要なものが入っていないかなど確認してください。

また時々二重にサービスされているものが入っていることもあります。

基本パックに入っているのに、オプションで請求されていたり、グレードアップならその差額で済むものがそのままの金額になっていたりする可能性もありますので、よく書面に目を通してください。

 

どさくさにまぎれて〇〇はどうしますか? と聞かれても無粋だと嫌がらずに必ず金額を確認してできるだけメモでもよいので書面でもらっておいてください。

 

これたけでも後で嫌な思いをせずにすみます。