まずお葬式の際にどのような費用が掛かるのか見ていきましょう。
◆ 必ずかかる費用
(1) 葬儀社に支払うもの
(2) 葬斎場に支払うもの
・斎場利用料 通夜や葬儀を執り行う式場、料金は斎場によって異なります。
・祭壇使用料 斎場使用料に含まれる場合もあり
・控室使用料 宿泊など
(3)火葬場に支払うもの
・火葬料 地域、住民による料金の違いがあります
その他に葬儀屋さんのオプションで色々とありますし、お寺さんに支払うお布施も別途支払う場合やお通夜の振る舞い、精進落としなどの食事代があります。
お葬式は待ったなしなので、ある意味冷静で対処できなかったり、仏さまに対する思いや見栄から、なんでも承諾していたら後ですごい金額を請求されてしまったという話も時々聞きます。
昨今葬儀 サービスに関してのトラブルが全国消費者生活相談に持ち込まれることが年々増加傾向にあります。
その中でも一番多いのが請求金額の問題です。
最初に聞いた話、見積もりと、実際に請求された金額の差があまりにも大きくて問題になるようです。
私のよく知っている人の中でも同じような体験をした方がいらっしゃいました。
原因の一つは事態が事態ですので、皆様浮足立って冷静な判断ができないところで色々と説明されて、勘違いされたり、先にも申し上げたように日本人は対面を気にしますから、つい皆様の前で要りません、安くていいです、と言えなかったり、仏さまにしてあげたいと思ったけれど、サービス料を聞いていなかった・・・・などなどです。
必ず明細に目を通し、不要なものが入っていないかなど確認してください。
また時々二重にサービスされているものが入っていることもあります。
基本パックに入っているのに、オプションで請求されていたり、グレードアップならその差額で済むものがそのままの金額になっていたりする可能性もありますので、よく書面に目を通してください。
どさくさにまぎれて〇〇はどうしますか? と聞かれても無粋だと嫌がらずに必ず金額を確認してできるだけメモでもよいので書面でもらっておいてください。
これたけでも後で嫌な思いをせずにすみます。